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4/29 関東大学アイスホッケー選手権大会 決勝(Dydo) ┌ 1-1 ┐ 東洋 5 │ 4-1 │ 4 早稲田 └ 0-2 ┘ ※東洋大は3年ぶりの春季優勝 【久々の観戦レポート】 1P立ち上がり、東洋は早いチェックからパックを支配して優位に試合を進める。 しかし早稲田がセンターライン付近から山なりに放り込んだパックを 東洋GKとDFがお見合いしている隙に走りこんできた早稲田FWに押し込まれあっさり先制を許す。 これでリズムが狂った東洋は、逆に攻め込まれる展開を1P終盤まで余儀なくされ、 攻めようとしてもアイシング・パスミスを連発して攻撃の糸口が見出せない。 それでも我慢してこの時間を持ちこたえると、PPのチャンスできっちり決め同点として1P終了。 いい流れのまま2Pに入ろうとした矢先、リンク内フェンスの一部が破損しているのが発見され、 その補修のため開始時間が10分以上遅れる。 この中断が吉と出るか凶と出るか・・・ 結論から言うと「大吉」であった。 2P開始から見違えるような動きの良さを見せた東洋は、序盤に難なく勝ち越しゴールを決めると その後は面白いようにパスが繋がりゴールラッシュを見せる。 ピリオド終盤までに5-1と4点差として、この頃には余裕の優勝モードかとも思わせた。 しかし終了間際の3人対5人のキルプレーで失点を許すと、そこから俄かに雲行きが怪しくなる。 それでも3点差のまま3Pに突入、立ち上がりは順調に思えたが、早稲田の日本代表クラスFW久慈に 個人技で持ち込まれビューチフルゴールを決められると、気落ちか焦りがあったのか 東洋の選手はバタっと足が止まり、流れは一転して再び早稲田へ。 なんとか2点差のままこらえて終盤を迎えるが、残り2分を切って早稲田捨て身の6人攻撃が 見事に決まってしまいついに1点差。 既に紙テープも配られ優勝モードに入っていた東洋側応援スタンドは一転して緊迫感に包まれる。 残り1分を切って早稲田の怒涛の6人攻撃は更に厚みを増す。 東洋はパックを取り返すどころかブルーライン外へ出すことさえままならない。 ゴール前での混戦がしばらく続き、2Pまで歓声に包まれていた東洋側応援スタンドも 今や悲鳴と怒声しか聞こえない。 しかしようやく自陣からパックを外へ追いやることに成功すると、直後にタイムアップのブザー。 最後は薄氷を踏む思いながら、東洋が見事春季トーナメント優勝の栄冠を手にした。
by arakum
| 2008-04-30 19:27
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